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第六回 2008年戊子を考える


  2008年2月の節分を迎え新しい干支が動きだしました。

     丁亥から戊子にバトンタッチされたのです。


この2月の節分前に生まれた赤ちゃんは、丁亥年生まれなのでお間違いの無いように。
それでは今年を紐解いて参りましょう。

国家を一言で論じるならば、改良・改革の年で革新系が頑張り国の流れが大きく変わるのです。しかし全体的にエネルギーが足りなく美になり難い状態です。

人々は、2年続いた「衣」「住」「食」の偽装問題に経営者の利益に走るモラルの低下に愛想がつき、この現状を変える為に奮起することになります。書物を読み、伝聞から知識を広めようと「知」を得る為に志を高く持ち、何事にもまず学ぶことに専念し始める年なのです。

平成20年 戊子の年
読み方は、戊=ぼど(土)のねの年。戊とは山岳、それも人の住まない高い山を指します。
子=ねずみ、暦では12月 冬至の月で一年の内の夜が最も長い時です。
方角では、午の真南に対し真北を指します。易では「子」の事を「かん」といい「土」編に「欠ける」と書き、冷たい水を意味するのです。水は全ての源・原点でもあります。

人間で言うと親・先祖・赤ちゃんに当たり、子(ね)はお産とも約されます。産婦人科の大繁盛だったのは、今から60年前の昭和23年ベビーブームの時です。その他では、子=穴という表現もし、子=水=知識の意味もあります。
「子」とは本来、陰が極まって陽が生じ初める、即ち広い意味では“一陽来復”の兆しを指します。年頭に高い山や海岸線で御来光を拝む人々が、いつもの元旦より賑わったのがその意味でもあるのです。

時間と空間が一体化して生まれた60干支の中でも戊子は干支25番目で、60干支の中の「異常干支」の一つにも数えられています。今年の戊子は「子」という時間を表す十二支の上に、「戊」(土)という十干(空間エネルギー)が乗っています。それが土と水、土剋水の相剋関係なのです。
この様な異常干支の巡る年は、世の中の変動が非常に多い年になるのです。

例えば、昨年の丁亥も異常干支でした。これは火と水の相剋です。
少し遡れば一昨年の丙戌の年も異常干支です。この年は「衣」と「住」の偽装です。特に耐震偽装問題が多く出て大切な住宅問題で一喜一憂し人生を狂わされた人達も出てきたのです。
昨年は「食」に関わるものでした。最初は「不二家」の期限切れ原料問題に端を発しました。まるで夜イノシシが山や畑に出てきて荒らすように人々はそれを真似るかの如く多くの社員等による社内告発が続きました。
北海道では、「白い恋人」のお菓子、ミートホープの「偽装牛ミンチ」出荷があり、まさかの伊勢「赤福餅」に関係する消費期限偽装問題、高級料亭「船場吉兆」の食品不正表示問題等広範囲による偽装、偽装で「食」の安心が崩壊された一年でした。
何時も陳謝、陳謝の姿がテレビで流れる度に、何を信じたら良いかわから無くなったほどです。
そこで人民は落ち着いてモノを判断する必要性に気がつき、気高い志と信念を持って知性を磨き始めるのです。


その二に続く。


 
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